- F-ZERO
- えふぜろ
- 90年11月に任天堂から発売されたスーパーファミコン用レースゲームのこと。レースゲームではじめて重心移動を取り入れた。SFC本体と同時期に発売されたゲームは他にもあったが、『F-ZERO』の魅力に取り付かれたベーマガ編集部は、他のゲームをそっちのけで、これを取り上げ続けた。
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- F-ZERO 1分58秒台への道
- えふぜろ1ぷん58びょうだいへのみち
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『F-ZERO』攻略記事。91.03~92.03。全12回。担当は山下章。「山下章のコンピュータ・ゲーム ホンキでPlayホンネでReview!!」の「TARGET24 F-ZERO 1分59秒台への道」が独立したもの。連載当初は、MUTE CITY Iでの任天堂の伝説上の記録1分58秒97に挑戦しようという企画だったが、読者の手により2ヶ月目で追い抜いてしまったため、その後は黙々とタイムアタック。連載後半は、タイムが限界点近くに来てしまったので、半ページに縮小してしまい、山下章氏が非常に忙しくなったのもあって、中断。「バトル・オブ・スト2」同様、別冊発売の予定があったが、時間がたちすぎてなかったことになってしまった。
92年3月号p285掲載の最速記録
コース名 | タイム | 1周目 LAP | 2~5周 LAP |
MUTE CITY I | 1'58''41 | 25''41 | 23''22 |
BIG BLUE | 2'07''16 | 27''16 | 24''93 |
SAND OCEAN | 2'20''73 | 29''82 | 27''64 |
DEATH WIND I | 1'43''87 | 22''82 | 20''20 |
SILENCE | 1'52''02 | 24''24 | 21''79 |
MUTE CITY II | 2'01''28 | 26''38 | 23''65 |
PORT TOWN I | 1'36''36 | 21''70 | 18''57 |
RED CANYON I | 1'43''63 | 22''75 | 20''06 |
WHITE LAND I | 1'55''62 | 24''84 | 22''57 |
WHITE LAND II | 2'09''43 | 28''14 | 24''79 |
MUTE CITY III | 1'59''04 | 25''95 | 23''23 |
DEATH WIND II | 1'52''08 | 24''51 | 21''50 |
PORT TOWN II | 2'13''42 | 28''87 | 25''96 |
RED CANYON II | 2'15''16 | 29''12 | 26''40 |
FIRE FIELD | 3'13''39 | 41''67 | 36''69 |
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- 佐久間スタート
- さくますたーと
- 91年2月号で紹介された技。自車にFIRE STINGRAY、ライバル車にGOLDEN FOXを選び、スタート前からエンジンを最高回転にし、スタート直後、重心移動でGOLDEN FOXの進路上に出て、ぶつけられることで加速し、さらに立ち直ったGOLDEN FOXから、もう一度後ろからぶつけられ加速する技。2回目にぶつけられる際に、十字ボタンを右に入れると成功しやすいといわれる(イージー436キロスタート)。佐久間亮介氏が友人宅でF-ZEROをやり続けるため、カセットの持ち主が、強引にコントローラーを奪い取ろうとしたときに生まれた技。
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- 森下スタート
- もりしたすたーと
- 91年5月号で紹介された技。基本的には佐久間スタートと同じだが、2度目の接触がそれより早い段階でおこる。しかし、436Kmになる地点はほぼ同じで、あまり効果がはっきりしない。それでいて、1周目のラップは佐久間スタートより早いタイムが出る。
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- 478Kmロケット・スタート
- よんひゃくななじゅうはちきろろけっとすたーと
- 91年7月号で紹介された技。PORT TOWNII限定。方法は基本的に佐久間スタートと同じだが、1度目の接触の後、左右のガードビームにぶつかるギリギリまで蛇行すると、2度目の接触がジャンプ台に乗った瞬間におこる。ジャンプ後、一気に478Kmまで加速できる。名前は、その様がまるでロケットが発射されるときのようであることから。
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- 情報局長ギブアップ
- じょうほうきょくちょうぎぶあっぷ
- 1 91年2月号で紹介された。ミスをすると素早くはじめからやり直し、プレイ回数を増やす技。具体的には「GIVE UP」→「YES」→「TRY AGAIN」を高速選択すること。当時スーパーファミコンを持っていなかった情報局長が、ベーマガ編集部のスーパーファミコンと時間を有効活用するためにあみ出した。
2 「バトルオブスト2」のVS解せないクン戦で情報局長が披露。試合に負ける直前に電源を切る技。
3 92年のゴールデンウィークの、コードネーム「三都物語」と呼ばれる自動車旅行の時に炸裂したと言われる技。どんなものだったかは不明。
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- ニュー情報局長ギブアップ
- にゅーじょうほうきょくちょうぎぶあっぷ
- 91年5月号で紹介された技。ギブアップの際に「TRY AGAIN」ではなく「CHANGE COURSE」を選択することで、コースが拡大表示されていくシーンをとばすことができ、元祖情報局長ギブアップより1秒以上早くリトライができる。当時まだ読者だった大出綾太氏が開発。
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- ケズリ
- けずり
- 91年2月号で紹介された。スーパージェット使用中に、ガードビームを削り取るように接触し、ショートカットをする技。これをうまく使えば、「MUTE CITY I」のS字ダートを一直線に進むことができる。また、この技を使うことで、スーパージェットの速度変化(560Kmから470Kmの間)の周期に影響を与え、通常4回ループするところを5回ループさせることが可能になる(スーパージェットが長く持つ)。編さんJr.が、91年1月号の最終校正直前のプレイで披露した。
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- 一点読み
- いってんよみ
- 91年2月号で紹介された。「MUTE CITY I」のS字ダートの、ガードビームとダートの間にある隙間を478Kmできれいに抜ける技。スーパージェットの使えない1周目のタイムを縮めるためには必須の技。「MUTE CITY II」のS字ダートでもジャンプ台を利用した変形の一点読みが可能で、その場合を特に「ジャンプ一点読み」と呼ぶ。
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- ダブル一点読み
- だぶるいってんよみ
- 91年4月号で紹介された技で、「一点読み」を2箇所連続で決めること。成功率が極めて低いため、この技を決めた後の残りの4周はプレッシャーが大きくかかり、楽しさを通り越して心臓に悪いという。「MUTE CITY III」のS字ダートでも可能で、その場合は特に「地雷一点読み」と呼ぶ。
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- けろけろけろっぴー
- けろけろけろっぴー
- 耐久力に秀でているだけで、他は中途半端なため全く使い道のない緑色の車、WILD GOOSEのこと。91.6で紹介された「けろけろけろっぴーじゃんぷ」は、ジャンプ台の上でピョンピョンと跳ね続ける技で、これも使えない。おまけに、どの車種でもできる。
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2007/12/04
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